ハンブルクより。


by isaogermany
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カレン・カメンセク とデボラ・ポラスキ

非常に満足度の高い演奏会だった。
Philharmoniker Hamburg の定期演奏会。指揮は、女流若手のKaren Kamensek。 ソプラノは大御所Deborah Polaski。

Kamensek は、スロベニア系アメリカ人。女流とは言え、いや女流だからなのか、小さい体ながらもカッチリとした曲の作りに感心しました。前回、オペラでも素晴らし指揮ぶりを見せてくれたので、間違いは無いと思ってましたが期待以上の出来でした。2008年からハンブルク歌劇場の音楽監督名代となっています。今後、ヤングに続いて女流音楽監督の系譜が綴られる事になるのでしょうか。音の作り方もヤングに似ているような気がします。これからが楽しみな一人ですね。

一方、シェーンベルクの歌曲を歌い上げたポラスキ。彼女はもう20年以上前から、ワーグナーの歌い手として有名です。ヤングとのコネクションでハンブルクでも歌ってくれるようになったと聞いています。
オペラでは何度か聞いていましたが、ソロとして聞くのは初めて。出てきた瞬間思ったのは、彼女デカイ!!笑
180くらいある感じです。指揮者のカメンセクがかなり小柄なので、その体格差に驚かされます。やはりあの声量を余裕を持って吐き出すには、あのくらいの体格が必要なのかもしれませんね。シェーンベルクの大オーケストラ編成に全く負けることなく朗々と歌い上げていて、さすがとしか言いようがありませんでした。

メインはチャイコフスキーの交響曲第五番。
いまいち人気無いようですが、個人的に最高に好きな曲のうちの一つです。思えば遡る事約20年。ひょんな理由で高校から弦楽器をはじめ、生まれて初めて買ったCDがこの曲(の海賊版)でした。この曲の暗い出だしから、高揚感あふれるフィナーレに向かう一連の流れが大好きでした。笑
カメンセクは、暴れやすいオケをしっかりとまとめて、だれることなくしっかりとその高揚感を演出してくれました。何故かハンブルクではあんまり演奏される機会が無く、6年居てこの5番を聞くのはこれがはじめて。そんなこともあり、今日の演奏会はとにかく感慨深いものでした。うん、満足満足。

30.5.2010
Philharmoniker Hamburg
Dirigentin: Karen Kamensek
Soprano: Deborah Polaski
Sergej Rachmaninow - Die Toteninsel op. 29
Arnold Schönberg - Sechs Orchesterlieder op. 8
Peter Tschaikowsky - Sinfonie Nr. 5 e-Moll op. 64
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by isaogermany | 2010-05-31 04:11 |  ハンブルク州立歌劇場