ハンブルクより。


by isaogermany
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

画家マチス Mathis der Maler

d0002958_2325659.jpg昨日はハンブルク国立歌劇場にヒンデミットの大作オペラ「画家マチス」を見に行ってきました。ハンブルクは今シーズンからメッツマッハーに代わってSimone Young ヤングが音楽総監督に就きました。そしてこの「画家マチス」はヤングの初監督によるオペラです。今日は初演Premieでは無く2回目の公演でした。

パンフレットの挨拶の初頭でヤングは、「長期にわたる計画と集中的なリハーサルをこなし、自分達の監督による初演を前にしています」と言っています。つまり自信を持って公演するということなのでしょう。この「画家マチス」、ヒンデミットという難解な作曲家のオペラであることも手伝ってか、日本でも名前を聞くだけで実際聴いたのは今回が初めてでした。物語は、あの20世紀のマチスでは無く、15~16Cの中世(暗黒時代といわれている)を舞台に、農民戦争と宗教改革の狭間で、一人のお抱え画家(マチス)が苦悩するというお話です。難しいですね。

ヤングは「この作品は、芸術の独立性を表現し、社会生活の多面性を汲み取っている、、そして、このような方法で、ハンブルクのような歴史の重みのあるオペラハウスでの仕事を遂行したいと思っている」と言っています。

で、そのオペラの出来はというと「凄かった」
まず、オペラ自体この曲自体が凄かった。7幕で4時間の公演でしたが、難解なヒンデミットが嘘のよう(というのは言いすぎかな)。先の物語をときに激しく時に荘厳に、緊張感を持って伝えてくれます。もちろんこれは指揮者の功もあるでしょう。とにかく圧倒されました。僕自身は最期は疲れてしまいましたけど。軟弱者ですね。笑

歌手については、良く分からないのですが、
主役のマチス役の Falk Struckmann と枢機卿役のScott MacAllister、それと囚われの貴族婦人役のRenate Spingler が声も出ていて良かったなぁ。

演出は Christian Pade。 複雑な劇をコストをかけずにタイトにそれで居てあきさせない演出をしてくれたので拍手です。ただし、衣装や時代設定がマトリックスやターミネータの未来を彷彿させるのはご愛嬌です。

あぁ、これからが楽しみ。 Youngはハンブルクオペラをきっと復活させてくれるでしょう。

ハンブルクに来る人はこのオペラ見逃さないでくださいね。ただしあらすじを頭に入れておかないと訳ワカメなのでご注意を。(ドイツ語理解できればいいんですけど)

Hamburgischer Staatsoper
Musikalische Leitung: Simone Young
Inszenierung: Christian Pade
Ticket EUR 9.00
[PR]
by isaogermany | 2005-10-03 00:15 |  ハンブルク州立歌劇場