ハンブルクより。


by isaogermany
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NDR定期演奏会 サン・サーンス「バイオリン協奏曲3番」、ベルリオーズ「幻想交響曲」

期待を裏切らないアラン・ギルバート

今日はいつものNDR北ドイツ放送響の定期演奏会。プログラムはストラビンスキーの「幻想的スケルツォ」、サン・サーンス「バイオリン協奏曲第三番」、メインがベルリオーズの「幻想交響曲」というフランスプログラムでした。

指揮者のアラン・ギルバート。彼は昨年よりNDRの主席客演指揮者という立場で棒を振っています。1967年のニューヨーク生まれ。まだ30代なんですね。若手指揮者の逸材と言われてるそうですが、その実力は? ということで聴いてきました。

北ドイツ放送響というオーケストラ。ベルリンフィルは別格としても、その他の地方オーケストラの中ではトップクラスに位置しています。知り合いが北ドイツ特有の寒くて厳しい音を出すオケだって言っていましたが、その通りだなぁって思うこともしばしば。ただ、このNDRにも弱点があります。それは金管楽器の音量がでか過ぎること。演奏会のホールが小さいこともあるのでしょうが、なんの制限もなしに目一杯吹かせると金管の音が(もしくは自分の頭が)割れそうになるんです。そうなってしまうと、どんなに大量に弦楽器を投入しても事体は収拾せず、音がでかいだけの散漫な音楽になってしまいます。前回、今年の6月に聴きに行ったエッシェンバッハ指揮のチャイコの五番がそんな感じでした。

で、アラン・ギルバート。彼はこのオケを我慢させ我慢させ、とてもマッシブで硬質な音楽を作り上げていきます。恐らく金管楽器にはフォルティッシモの時でも奏者の限界音量の8割程度までしか出さしていないんじゃないかな。今回の前プロと後プロ、スケルツォと幻想も金管を随分押さえてました。結果として弦、そして特に木管楽器の色彩豊かな音色を充分に楽しめることができました(NDRの木管は上手い!)。
彼は来年、日本でサイトウ・キネンを振るようですね。いいですよ、アラン。

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ちなみに今日は、チケット売場で並んでいたら初老のおばさんが声掛けてくれました。チケット余ってるから、安い値段で譲ってくれるって。ラッキーです!! 一番いい席を格安で譲っていただきました。親切なおばさんに感謝。なんでも彼女、もう20年もNDRの演奏会を聴き続けているらしい。今度会ったら何かお礼したいな。

9.10.2005
NDR Sinfonieorchester
Dirigent: Alan Gilbert
Solist: Renaud Capuson Vn
IGOR STRAWINSKI
Scherzo fantastique op.3
CAMILLE SAINT-SAENS
Violinkonzert Nr.3 h-moll
HECTOR BERLIOZ
Symphonie fastastique op.14

TICKET: EUR 6.80
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by isaogermany | 2005-10-10 00:10 |  北ドイツ放送響