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ハンブルクより。


by isaogermany
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NDR 定期、 Beethoven Nr.6 「田園」

さて自分にとっては今年最後の演奏会となる本日。

Christph Eschenbach 指揮でベートーベンの田園を聴いてきました。
いきなり感想。

一曲目は、プロコフィエフの交響曲第一番。
珠玉の一曲でした。前回6月に聴いたネジが一本吹き飛んでるようなチャイコの五番とは全然違う。小編成ということもあったのかも知れないけれども、きびきびとした動きが曲の躍動感に繋がっているような感じとでも言えばいいのでしょうか。

2曲目はソロにDmitrij Maslennikovを迎えてのチャイコ「ロココの主題による変奏曲」。これが辛かった。ソロのチェロが終始上擦っているような音で、聴いていて辛かったのです。あれが本来の音なのだろうか・・・。
けど、アンコールのバッハの無伴奏の2番を聴いたら考えが変りました。すばらしい。思わずCDを買いたくなってしまった程です。恐らくロココは準備不足だったのか、指揮と息が合わなかったのでしょう。

で、3曲目メインの田園。速くは無く、だからと行って堂々たる程ゆっくりでもなく、普通と言えば普通なんだけれども、なんとなくむず痒く感じるテンポ運びでした(特に2楽章)。この曲でもチェロが上擦ってた。あとビオラ、セコバイがクリアーじゃなかったなぁ。わざと? 現代曲のように各パートが何やってるんだかさっぱり判らないような曲じゃないんだから、もっと一つ一つのパートをしっかり構成してほしかったな、という感想。木管は相変わらず素晴らしかったけどね。
けど、終演のあとはブラボーの嵐でした。今回は、ひょっとすると木に神経が行き過ぎて森を見れなかったのかもしれません。ムムム。

と言うわけで、今回はプロコフィエフのシンフォニーとマスレニコフのアンコールに座布団5枚でした。最近ちょっと感想が辛口になってきているのが自分でも気になっています。粗探しするんじゃなくてもっとポジティブに聴いてあげなきゃね。


と書いているんだけれども、実は今日の一番のショックはそれではなく・・・


演奏会帰ってから簡単に食事取ろうと思って、タイ風ココナッツミルクスープを作ったんだけれども、あまりの不味さに吐き出した。まったく食べることのできない料理を作ったのは久しぶりです。この世のものとは思えない、強力な殺傷能力。レモンの代わりにを入れたのが失敗だったのかな(泣



19.12.2005
NDR Sinfonieorchester
Christph Eschenbach
Violoncello: Dmitrij Maslennikov


Prokofjew
Sinfonie Nr.1

Tschaikowskiy
Variationen ueber ein Rokoko- Thema

Beethoven
Sinfonie Nr.6

Ticket: EUR 8,00
by isaogermany | 2005-12-20 07:47 |  北ドイツ放送響