ハンブルクより。


by isaogermany
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ラフマニノフ P協奏曲2番 Leonskaja

久々にコンサートに行ってきました。いつものNDR。
今回の目的は、ただ一つ。ラフマニノフのピアノ協奏曲2番を聴くため。
この協奏曲。私が高校時代に音楽を聴くようになって間もなく友達に紹介された曲です。初めて聴いたのは、リヒテル、ワルシャワ交響楽団の名盤だったかな。あれを最初に聴いて、世の中にこんな綺麗な音楽があるんだなぁって、深く感動したことを今でも覚えてます。ありがとうね、T君。

けど最初に聴いたCDが名盤だったからか、その後これはというCDを聴いていません。ラフマニノフのコンチェルトは、若造には弾きこなせない、円熟の極みがないと渋さを引き出せないなんてまことしやかに語っていたので、先入観に支配されてたのかも。

そんなラフマニノフのP協奏曲2番ですが、今まで生演奏で聴く機会はありませんでした。まぁそれを言ってしまってはそれまでで、「新世界より」も「運命」も「未完成」も生で聞いたこと無いんですけれどね。ポピュラーな曲って定期演奏会ではなかなか取りあげないのかな。どうせなら飽きるほど聴いてみたいんだけれども。

とそんなわけで、思い入れのある曲目ですが、ピアニストの事前調査は無し。エリザベート・レオンスカヤというウィーンで活躍している女流ピアニストとのこと。会場で見る限りでもかなり年いっているようです。人気もあるようで、音楽ホールは9割方埋まっていたかな。他の曲目がそれほど注目を浴びるプログラムでは無かったので、恐らく彼女狙いでしょう。
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はじまって、びっくりしました。テンポがものすごく遅い。これはひょっとして期待できるかも!!
ゆっくりと引きずるような、尾を引くように重々しく進む音楽。こういう展開大好きです。

ところが・・・だんだんとその引きずる感覚が大胆になって行き、最後には遅いテンポと相まってねっとりと絡みつくような音楽となっていました。蛇に絡まれて舌をチロチロされているというか、真綿で首を絞められてるというか、なんとなく淫靡な感覚です。2楽章なんかは特にすさまじかった。これがLeonskajaの世界なんでしょうね。

好き嫌いははっきり別れる演奏だと思いましたが、まぁこういうのもたまにはいいかな。大変個性的な演奏を目の当たりできたということはラッキーだったと思います。
個人的にはリヒテルのCDを探してまた聴きたくなりましたけどね。

あとのプログラムは
前プロがシベリウスのポホヨラの娘。
メインがニールセンの4番「不滅」

ニールセンは生で聴いたら少しは見直せるかなって思ったけれども、やっぱり駄目だった。ドイツ人はあの手の派手な曲好きみたいですね。確かにティンパニーとか滅茶苦茶かっこいいんだけれども、最初から最後までフィナーレみたいなテンションが続く曲はやっぱり聴いてて疲れますよ。

シベリウスのポホヨラは初めて聴きました。シベリウスに限っては、公演3曲中2曲はシベリウスものをやってもらわないと雰囲気出ないよなぁって思います。NDR(というかドイツの管弦楽団)のプログラムはトータル・プロデュースって観点が抜けているんじゃないかなぁ。演奏は全て一曲単位で完結してるって考えは止めて欲しい。(まぁシベリウスとニールセンは共に北欧出身ですけれど)


21.2.2006
NDR Sinfonieorchester
Dirigent:Jukka-Pekka Saraste
Klavier:Elisabeth Leonskaja


Sibelius
Pojohlas Toechter
Rachhmaninow
Klavierkonzert Nr.2
Nielsen
Sinfonie Nr.4「Unausloelisch」
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by isaogermany | 2006-02-21 08:43 | ■■■【音楽関係】■■■