ハンブルクより。


by isaogermany
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タンホイザー / Hamburg州立 / シュナイダー

2007年のコンサート締めくくりとして、ハンブルク州立歌劇場でタンホイザー聞いてきました。
ワーグナーのオペラの中でも人気作品ですよね。一度聞くと何度も何度もあの渋いタンホイザーの主題(前奏曲で有名)が頭の中を駆け巡ります。

さぞかしカッコイイオペラだと思うと大間違いで、タンホイザーは酒池肉林の性欲と貞淑な奥様への愛との間で揺れ動くやや頼りない男のお話となります。

このオペラ、パリ版とドレスデン版というものがあり、パリ版はオペラの冒頭にややエロティックなバレエがあることで有名です。さて冒頭はどんな感じになるだろうなぁとやや期待を幕開けを待っていると・・・。
そこに出てきたのは、ボンテージ衣装に身を包んだ男と女。なんか昔たけちゃんマン(古い!)に出てきたブラックデビルみたいな洋装です。しかもバレリーナじゃなくて歌手陣だ!随分でこぼこが目立ちます・・・。しかも体張ってる!というか裸になってる。挙句にはダッチワイフと戯れ、鞭でビシバシやってます。そんな酒池肉林の図。いやエロティシズムは嫌いじゃないんですよ。むしろウェルカムな人間なのですが、それにしても品が無さには唖然としてしまいました。
あとで配役表を見てみたらこの演出は1990年初演とのこと。なるほどな、バブル崩壊前後の喧騒を何となく表現してるなとも言えなくも無いかも。

衝撃的なバレエのあとは到って常識的な演出で、安心して歌とオケにのめりこむことが出来ました。歌手陣では今日は代役で出ていた Elisabeth役のBarbara Haveman と Wolfram役のJan Buchwaldが 完全に Tannhaeuser役のJohn Treleavenを喰っていたという印象。特に Barbaraはネットで調べる限りまだマイナーな存在のようですが、これから名が売れてくるんじゃないかと思います。
そしてPeter Schneider 棒振りがまた良かった。抑揚の効いた式振りで盛り上げるところでも熱くなりすぎること無く、深い充実感を得られるタイプですね。90年半ばにバイロイトで振ったこともあるワーグナーのスペシャリストだけのことはあります。どうも年に一作はハンブルクで振っているようなので来年もまたチャンスがあれば行きたいな。

16.12.2007
Tannhäuser Richard Wagner
Musikalische Leitung: Peter Schneider
Inszenierung: Harry Kupfer

Tannhäuser: John Treleaven
Wolfram von Eschenbach: Jan Buchwald
Elisabeth: Barbara Haveman
Venus: Tichina Vaughn
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by isaogermany | 2007-12-18 07:45 |  ハンブルク州立歌劇場