ハンブルクより。


by isaogermany
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北ドイツ放送響 ツィンマーマン/ドホナーニ

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今週は 日曜日、木曜日、金曜日とひたすらコンサートに足を運ぶ週となりました。今日は、再びドホナーニの指揮によるNDRの定期演奏会。定期演奏会としてはとても珍しく、前プロ、中プロ、メインと全て19世紀の作曲家によるゴールデン・プログラムでした!!

前プロはベートーベンの「エグモント序曲」。例によってフル編成のオーケストラですが、弦楽器をシッカリと締めた演奏は筋肉質でカッコイイ!! 久しぶりに大満足の予感が・・・。

で、今回の白眉はPeter Frank ZimmermannのバイオリンによるシベリウスのVN協奏曲。Zimmermannは、ドイツ出身の男性ソリストで40代半ば。脂の乗り切った年齢というところでしょうか。余計な色付けの少ない透明感のある演奏で定評があります。かつてクライスラーが所有していたと言う1711年製のストラディバリウスにも興味あり。
演奏は素晴らしいの一言。上記の解説から無味無臭の演奏とのイメージを持っていましたが、違いますね。逆に女性ソリストにありがちな変にメランコリックな表現が無く、とても男性的で意志の力を感じるような演奏でした。そんな彼にシベリウスはぴったりなのでしょう。刃物のようなキレキレの演奏が、寒いフィンランドの大地を夢想させてくれました。

メインのブラームスの交響曲第二番。
同じオケ、同じ指揮者で同じ曲を去年聞きました。最近のドホナーニは色々と表現の実験をしているようにも思えるので、その違いはどんなものだろうかと楽しみにしていました。(前回の演奏を鮮明に覚えているわけではありませんが)
一楽章、四楽章が、非常に遅いテンポで目一杯歌わせている感じ。ただし音は引き締まるというよりは、拡散させているような表現だった。逆に中間楽章は、すこしテンポを戻してやや締めたような音楽だと思いました。ドホナーニの指揮は分りづらいのか、急激にテンポを変えているからか、今回も4楽章でアンサンブルが一瞬崩れたのが少し残念だったかな。とは、言え弦を目一杯引き込ませて、その上で金管を押さえることができるようになったドホナーニは以前よりも安定感があることは確か。ちょこっとだけ朝比奈とかを思い出しました。
今後とも楽しませてください。

19.9.2008

NDR Sinfonieorchester
Dirigent: Christoph von Dohnanyi
Violine: Frank Peter Zimmermann

L.v.Beethoven: Ouvrtüre zu Egmont
J. Siberius: Konzert für Violine und Orchestra d-moll
J.Brahms: Sinfonie Nr.2 D-dur


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by isaogermany | 2008-09-21 00:17 |  北ドイツ放送響