ハンブルクより。


by isaogermany
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ドホナーニ/チャイコ5番/NDR定期

先週日曜日。ドホナーニのコンサート。
病気で公演をキャンセルと言う話もちらほらと聞こえてきていたので、果たしてちゃんと姿を見せてくれるだろうかと心配していましたが、杞憂でした。
痩せたとは言え元気な指揮ぶりを見せてくれました。

今回はアラベラ・スタインバッハーを迎えて、ロシアの現代作曲家 グバイデュリナのバイオリン協奏曲に、
チャイコフスキーの5番です。

アラベラは、名前も顔もヨーロッパ系だったので気付かなかったのですが、日本人とドイツ人のハーフなんだそうです。まだ28歳ですので期待の超若手というところでしょうか。遠くからしか見えませんでしたが、えらくスタイルのいいソリストでした。舞台栄えしますね。
肝心の曲は凄まじかった。嫌悪感とかそういう問題ではなく、聞きはじめてすぐに生理的に吐き気を催した。こんな経験ははじめてです。

昔の映画で「マーズアタック」と言う、火星人が地球侵略に来る物語があったのですが、確かカントリーミュージックがラジオから流れてくるとと宇宙人の頭が破裂するんです。
そんなことを思い出しながら聞いてました。俺の頭も火星人並か・・・と。

あ、あと覚醒剤中毒者が、手や腕から芋虫が這い出してくるような幻覚をみるドラマって良くあると思うのですが、そのフツフツ感を肌に感じることができる音楽。 ひょっとしたら聴いてみたいという人も多いかもね。笑

という訳でバリバリの現代曲でアラベラが上手いかどうかの判断は次回以降に持ち越し。Vn自体の音は良かったです。

チャイコの5番。
僕がクラシックを聞き始めてはじめて買ったCDがチャイコの悲愴だったのですが、そのCDに5番の3,4楽章だけがカップリングされていました。(駅前で買った所謂パチモンCDだったからだと思います)
その5番が素晴らしく、高校生の頃は良く聞いていました。チャイコのP協奏曲と同じく、気分が高揚するんですよね。
そんな訳で、個人的にはかなり思い入れのある曲です。

ドホナーニの作る音楽はいつもどおりで、素人の勝手な批評ではありますが、ちょっと冷静に分析してみました。彼の音楽の特徴。

1. テンポは総じてゆっくり目。そして細かく揺れる。→ゆっくりなのに安定しない。
2. 最強音の頭とお尻を丸く収める。「ボンッ」と言うところが「ポワン♪」と聞こえる→インパクトに欠ける。
3. アインザッツが合わない→なんでだろ?

毎回こうなので、おそらくドホナーニの目指す音楽がこのようなものなのでしょう。
なんでだろって、いつも顔を傾げたくなります。


Christoph von Dohnányi Dirigent
Arabella Steinbacher Violine

SOFIA GUBAIDULINA
Offertorium. Konzert für Violine und Orchester
PETER TSCHAIKOWSKY
Sinfonie Nr. 5 e-Moll op. 64

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by isaogermany | 2009-04-08 07:24 |  北ドイツ放送響