ハンブルクより。


by isaogermany
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カテゴリ: 北ドイツ放送響( 34 )

12月です。一年ってあっという間に過ぎてしまうね。
今年は何をやり遂げることが出来たかなって考えたりするんだけれども、完遂するって難しいよね。少しづつ生活は充実してきてるはずなんだけれどね。

で、今年下半期からの目標。「出来るだけたくさんコンサートに顔を出す」という課題に従って、今日も行ってきました。NDRの定期演奏会。

今日もいつものごとく開演ぎりぎりにホールに行って、当日券売場に並んでいたら、突然綺麗なお姉さんが現れて、「このチケットあげるわ」だって。 ひょっとしてこの僕に一目惚れ?・・・ なんて思うほど幸せものでは無いんだけれども、気になったので聞いてみた。チケットにはEUR0.00って書いてあるし。
なんでもオケの関係者用のチケットが余っていたからくれたんだって。感謝感謝。

北ドイツ放送響。実は今月日本公演があります。12月5日~だったと思うから、今日の演奏会は実質のゲネプロみたいなものかな。曲も多彩というか節操が無かった。ドイツ伝統派のシュトラウス、メンデルスゾーンにスペインのファリャの組み合わせだからね。けど、どんな演奏になるのかチョット楽しみでもありました。指揮はいつものアラン・ギルバート。

前プロ2曲がR.シュトラウス。今回は特にRosenkavalier「薔薇の騎士」が良かった。ちょっと耽美的で退廃の匂いのするワルツ部分が特にNDRの音色とマッチしていた気がする。元々シュトラウスの中でも好きな演目だしね。出来ればもう一度聴きたい♪

メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲は、NDRのコンサートマスターであるグロイターがソリスト。正直なところ出来の良し悪しはよく分からないんだけれども、艶っぽさのまったく無い、多分に男性的な演奏だと思いました。これはこれでいいんじゃないかなって思った。なんだろ、艶っぽくは無いんだけれども、乾いているわけではなく、むしろ湿っているような音色。あぁこれが寒い音なんだと言われればひょっとしたら納得できるかも。

で最期のファリャの三角帽子。これはスペイン特徴的なリズムを多用したバレエ音楽です。南国スペインと北ドイツ。性格が正反対の国の音楽でどんな感じになるのかなって思ってましたが、アランが器用に料理してくれました。音に質量みたいなものはかんじたけれども、違和感は無く情熱的な演奏を披露してくれました。音に質量はあるんだけれどね。笑

そんな訳で、日本公演の(おそらく)プレ公演となる今回の定期演奏会。耳の肥えた日本のクラシックファンはなんて評価するのかな?ちょっと気になるところでもあります。ここのところずっと同じオケ聴いているからね。

1.12.2005

NDR Sinfonieorchester
Dirigent: Alan Gilbert
Vn: Roland Greutter


R.Straus
Don Juan Op.20
Rosenkavalier Suite

Mendelssohn
Vn Konzert e-moll Op.64

Manuel de Falla
Der Dreispitz

Ticket : EUR 0.00
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by isaogermany | 2005-12-02 08:22 |  北ドイツ放送響
クリストフ・フォン・ドホナーニ

2004年から当地北ドイツ放送交響楽団の首席指揮者になっています。2005年の今年は2期目にあたります。1929年生まれのハンガリー系ドイツ人です。

さて、ドホナーニの演奏。ハンブルクに来てから、2回聴いています。1回は今年の3月のベートーベン。2回目が9月のチャイコフスキー。 今回が3回目になります。

前プロはバルトークの「弦楽のためのディベルティメント」。
また渋い選曲ですね。初めて聴きました(そんなのばっかりですね^^;知識の浅さは隠しませんよ)。NDRを弦だけで聴くのも初めてです。曲はちょっと難しくて好き嫌いの分かれるものだと思ったのですが、演奏はすごい。やっぱりNDRの弦楽器は上手いです。NDRとしてはやや少なめの編成(おそらく4プル編成)で、しっかり厚みのある音を作ってきます。ドホナーニの安定した指揮のおかげもあって、充分満足できる出来でした。

で、休憩が終わって本番のブルックナー7番。
僕はブルックナーが大好きなんです。長くて同じフレーズばかりでつまらないって言う人多いんですが、いい演奏に当たるとホントに宇宙を感じる(オオゲサ!)なんてこともあるんです。
という訳で、こだわり作曲家のNDRでの公演をはじめて拝聴。期待に胸が躍る踊る。

楽団が席について、あれ?と思いました。楽団の約7割が舞台向かって左手に固まっています。左手には、ビオラ、2ndバイオリン、木管の半分の他は、トランペットとトロンボーンがあるだけ。残りは全て舞台左手に。低音部を一箇所にまとめてるみたいです。

いったいどんな効果を狙ってるのかなって思ったのですが、すぐ分かりました。
「トランペット」と「トロンボーン」・・・恐らくこれを聴かせるための編成だったのではないでしょうか?
今回のブルックナーは、この2つの楽器に全てを支配されたと言っても過言ではないんじゃないかな?浪々と、時につんざくようなトランペットとトロンボーンの響きで曲が形どられていたという印象です。 ffff になると弦楽器や木管楽器はホトンド掻き消されてしまいます。ここは管と弦の対比が欲しいのにぃ~ なんてところもほとんど聴こえない。うむ、これでいいのか。

などと一楽章は思っていたのだけれども、二楽章からは気にならなくなりました。耳が慣れたのか、それともそういう曲の構成なのか。 ドホナーニの指揮は、焦ることなく安定したテンポで個人的には理想的な落ち着き具合だったと思います。腰の据わった四楽章の演奏にも好感が持てました。

ふぅ けど今回の公演では、「宇宙」は感じることはできなかったなぁ。
火曜日に、シベリウスのコンチェルトとこの7番の公演がもう一度あるので仕事早く終わったらもう一度チャレンジだ!

6.11.2005
NDR Sinfonieorchester
Dirigent: Christoph von Dohonanyi


BELA BARTOK
Divertimento für Streichorchester

ANTON BRUCKNER
Sinfonie Nr.7 E-dur

Ticket : EUR 8.00
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by isaogermany | 2005-11-07 06:21 |  北ドイツ放送響
え~ 今週はやや腹立ち気な一週間。うへ~疲れたなどと思いつつ、気分転換に平日の演奏会に行ってみました。 えっと曲目はマーラーの6番。「悲劇的」と副題が付いているので、今の僕にピッタリじゃんとか思ったり思わなかったり。ブログのネタくらいにはなるかなぁと思いつつ、仕事帰りにパン屋で半額になった菓子パン口に放り込みつつ、ホールに寄ってみました。

マーラーの音楽は騒々しいというイメージがまとわり付いていて実はあんまり聞きません。この6番も実家にはCDあったけれども、たぶん一度か二度しか聴いていないんじゃないかなぁ。
ただ、この曲では大きな木槌(ハンマー)やカウベルが楽器として使われているので、ひょっとして生演奏だと面白いんではないかという淡い期待も実はあり。

と言うわけで、ややトボトボ気味に会場に向かったわけですが、会場に着くと何時もとちょっと感じが違う! あれ? 何でだろう。 右を見てキョロキョロ。左を見てキョロキョロ。 なんと、いつもは、ホトンド見かけることの無い日本人がたくさんいるではありませんか。なるほど、彼らは平日の演奏会に聴きにきているんだ、と妙に納得。地元で日本人と知合う機会も少ないので、ずうずうしいと思いつつも何人かの人と知合いました。中には日本から遠征してきた人もいてビックリ。どうも、今日のギーレンと言う指揮者、ただものでは無いようです。

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で、肝心の演奏のほうだけれども、とにかく凄かった。
前にこのオケは音がでかくてうるさいので、如何に音を抑えるかが指揮者の腕の見せ所なんて書いた記憶があるけれども、その言撤回させてください。
今回のマーラーは、溢れるばかりの音量だったにも関わらず、弦の響きの厳しさ、木管の美しさ、金管やパーカスの鋭さがこれでもかと言うばかりに、僕の心に迫って来ましたよ。

もう今日から、僕もギーレンの大ファンです。

28.10.2005
NDR Sinfonieorchester
Dirigent: Michael Gielen
Solist: Elena Bashkirova, Piano

Bela Bartok
Klavierkonzert Nr.3

Gustav Mahler
Sinfonie Nr.6 a-moll

Ticket: EUR 8.00
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by isaogermany | 2005-10-30 04:11 |  北ドイツ放送響
期待を裏切らないアラン・ギルバート

今日はいつものNDR北ドイツ放送響の定期演奏会。プログラムはストラビンスキーの「幻想的スケルツォ」、サン・サーンス「バイオリン協奏曲第三番」、メインがベルリオーズの「幻想交響曲」というフランスプログラムでした。

指揮者のアラン・ギルバート。彼は昨年よりNDRの主席客演指揮者という立場で棒を振っています。1967年のニューヨーク生まれ。まだ30代なんですね。若手指揮者の逸材と言われてるそうですが、その実力は? ということで聴いてきました。

北ドイツ放送響というオーケストラ。ベルリンフィルは別格としても、その他の地方オーケストラの中ではトップクラスに位置しています。知り合いが北ドイツ特有の寒くて厳しい音を出すオケだって言っていましたが、その通りだなぁって思うこともしばしば。ただ、このNDRにも弱点があります。それは金管楽器の音量がでか過ぎること。演奏会のホールが小さいこともあるのでしょうが、なんの制限もなしに目一杯吹かせると金管の音が(もしくは自分の頭が)割れそうになるんです。そうなってしまうと、どんなに大量に弦楽器を投入しても事体は収拾せず、音がでかいだけの散漫な音楽になってしまいます。前回、今年の6月に聴きに行ったエッシェンバッハ指揮のチャイコの五番がそんな感じでした。

で、アラン・ギルバート。彼はこのオケを我慢させ我慢させ、とてもマッシブで硬質な音楽を作り上げていきます。恐らく金管楽器にはフォルティッシモの時でも奏者の限界音量の8割程度までしか出さしていないんじゃないかな。今回の前プロと後プロ、スケルツォと幻想も金管を随分押さえてました。結果として弦、そして特に木管楽器の色彩豊かな音色を充分に楽しめることができました(NDRの木管は上手い!)。
彼は来年、日本でサイトウ・キネンを振るようですね。いいですよ、アラン。

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ちなみに今日は、チケット売場で並んでいたら初老のおばさんが声掛けてくれました。チケット余ってるから、安い値段で譲ってくれるって。ラッキーです!! 一番いい席を格安で譲っていただきました。親切なおばさんに感謝。なんでも彼女、もう20年もNDRの演奏会を聴き続けているらしい。今度会ったら何かお礼したいな。

9.10.2005
NDR Sinfonieorchester
Dirigent: Alan Gilbert
Solist: Renaud Capuson Vn
IGOR STRAWINSKI
Scherzo fantastique op.3
CAMILLE SAINT-SAENS
Violinkonzert Nr.3 h-moll
HECTOR BERLIOZ
Symphonie fastastique op.14

TICKET: EUR 6.80
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by isaogermany | 2005-10-10 00:10 |  北ドイツ放送響