ハンブルクより。


by isaogermany
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<   2009年 04月 ( 6 )   > この月の画像一覧

イギリスは、国営博物館や美術館の多くが入場無料なんですよね。
物価の高いイギリスで、無料のアトラクションがあるのは大変助かります。しかも、多くのものが世界レベルであることは賞賛にあたいします。という訳で自分で勝ってに決めたロンドン3大美術館・博物館に行ってきました。

1. National Gallery

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イギリスが誇る美術館。
ミケランジェロ、ラファエロに始まり、ルーベンス、ベラスケス、レンブラント、
更にはモネ・ゴッホ・セザンヌ・ドガあたりの印象派まで作品がびっしりと並べられています。
そして忘れてならないのが、ターナーやホガース等のイギリス画家。
ウィリアム・ホガースの風俗画なんかは、ある意味18世紀の漫画と言えるものだろうけれども、ここでしか見れない貴重な作品だと思います。
とは言え、印象派と言えばフランスのオルセーには及ばず、
ルーベンス・ベラスケスと言えば、マドリッドのプラドには及ばない。
自国作家が今一少ないイギリスの弱みなのかなと思ったりします。

2. British Museum

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言わずと知れた大英博物館。今回2回目です。幼少時に日本で開催されてたけど、行けなかった大英博物館展。以来、大英博物館にはとりわけ思い入れがあります。
今回も盛りだくさんの展示を見ることが出来て大満足です。前回2003年に来たときと展示が寸分違わないのにもびっくりしましたけどね。さすが1759年来の歴史ある博物館だなどと一人で感動してます。

写真1枚目
大英博物館の天井。なぜかみんな写真撮るんですよね、この天井。

写真2枚目
有名なアステカ文明の、水晶のドクロ。
結局これは、偽者だと証明されちゃったらしいですけどね。

写真3枚目
個人的に今回気に入った展示。ガリア人の水差し。
水差しの先にアヒルちゃん。蓋には2匹の小さな狼。取っ手も大きな狼で飾られてます。
メモしてなかったので忘れてしまいましたが、確か紀元前の品で、その当時イタリアで勢力を伸ばしていたエトルリア文化の流れを汲んでいるって説明されていました。
つまりカエサルがガリア遠征をする前から、ガリアとエトルリアには文化交流があったということですよね。
遥か古代に思いが寄せられるなあ。

3. Natural History Museum

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英国自然史博物館です。
大英博物館から派生した博物館です。恐竜の骨格や、あらゆる生き物の標本が見られるということで
楽しみにしていました。
ところが、入ってみてガックリしちゃいました。恐竜の骨格標本はすべて模型。原寸大だけれども安っぽい。
さらにありとあらゆる動物標本って言ってるけど、たったのこれだけ?
折角だから、ミュージアム・ショップでプレミアム商品を見つけようと思ったけれども、幼児向けのものしか売ってないし。

展示内容があからさまに小学校低学年の子供向けにアレンジされていました。
恐竜の骨格標本を本格的に見たかったら、日本の国立科学博物館の方が間違いなくレベルが上だと思います。今度帰国したらこっち行こっと。

写真1
入り口の立派な恐竜骨格も(安っぽい)模型です。ええい!子供だましめっ

写真2
なんだか解りますか? じっくり見ると、結構気持悪い。
京極夏彦の小説「陰摩羅鬼の瑕」を連想しちゃいます。(知ってます?)
ハチドリの標本です。数百羽飾ってありました。

おまけ KUNIYOSHI

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地下鉄の看板の裸体の組合せが衝撃的過ぎて、思わず行ってしまいました。笑
「歌川国芳展」 江戸時代末期の浮世絵画家ですね。
北斎、広重に比べるとスケール感に掛けますが、彼面白い版画を沢山残しているんですね。
この鯉の躍動感には感心しちゃいました。
ちなみに展覧会場で、彼の版画のオリジナルが売りに出されてましたよ。
1700GBPと600GBP 18世紀のオリジナルだそうです。ある意味安いかも!?
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by isaogermany | 2009-04-27 06:03 | ■■【日記 / 雑感】■■
タイトルの一言。
六年前にロンドンに行き、すぐに事故って担架に乗せられた時に感じたロンドンの第一印象です。
仰向けで空しか見えなかったのです。笑
何しろ怪我して入院するのは、あれが最初で最後なので、今でもやたらと鮮明に記憶に残っています。

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で、何が言いたいのかというと、今回も4日間、毎日青い空に恵まれました。
霧の街ロンドンが今回も微笑んでくれたようです。へへ、本当は相性いいのかな。
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by isaogermany | 2009-04-23 06:55 |  その他の旅行

1973年生まれ。

イースターは予定を入れずにのんびり部屋で過ごそうと思ってましたが、
直前にデュッセルに住む友人が帰国すると言う連絡が・・・。
急遽、車走らせて酒飲んで来ました。
僕がドイツに来たのが2003年。最初に住んだ街はデュッセルドルフでした。
ドイツに来て右も左も分からない状況でしたが、いろんな人に助けてもらいながら今に到ります。
渡独当時に知合った日本人の友人も沢山居ましたが、一人帰国し、二人帰国し、もうホトンドの人が日本に帰国してしました。ちょっと寂しいよな。

今回帰国するI君とは同い年なので、彼の持ってる1973年生まれのワインを記念に開けてもらいました。
僕らの生まれた年のワインです。
ボルドーのさほど有名ではないシャトーのワイン(Chateu de Vaure)ですが、開けてビックリ。角が取れてとてもまろやかになってる。まさに正しく年を取ったワインでした。お金には換算できない味。美味しかった。

正しく年を取る事。
ワイン一つとってもそんなに簡単な事じゃないんだよね。いわんや、以下略。

という訳で、またドイツに戻ってくる日をワインボトル片手に待ってます!!

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Chateu de Vaure 1973

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10年ほど前にリコルクされています。十年分のワインが染み込んでる。
ちなみに良い状態で寝かせておいてもコルクは劣化するので、20年から30年に一度コルクを挿し換えするんだそうです。
前に飲ませてもらった1976年ものは超高級ワインでしが、個人保管でリコルクされておらず中身も駄目になっていました。
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by isaogermany | 2009-04-14 06:53 | ■■【日記 / 雑感】■■

Lars Vogtと仲間達。

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(New York Times Websiteより転載)

来週からロンドン旅行なので、イースター休暇は特に予定を入れず、最終日にこじんまりとした室内楽のコンサートに行く事にしていました。直前に予定が入って、結局今年のイースターも忙しい三昧ではあったのだけれども。

今回は、新進若手のピアニストLars Vogtが率いるピアノ四重奏団のコンサート。
来週ロンドンでコンサートを聴く際の協奏曲のピアニストの一人が彼なので、下見も兼ねて聞く事にしたのでした。
四重奏のメンバーはフォークトが、選んだメンバーみたい。
「現代曲とブラームス」と言う主題で、現代曲から2曲。ブラームス2曲の計4曲プロでした。
プログラムは、ピアノソロ曲のベルク。次にウェーバーンのバイオリンとピアノの小曲。
そして、ブラームスのビオラ・ソナタ。
休憩をはさんで、同じくウェーバンのチェロとピアノの小曲。
そして最後にブラームスのピアノ四重奏。
それぞれの楽器のソロ曲も楽しめるようにという趣向だったようです。

もちろん聞きたかったのは、ブラームスの2曲。
ビオラ・ソナタ聞くのは久しぶりだなあ。ビオリストは小さい体だけれども、大きなサイズのビオラをしっかり弾きこなしてました。有名なビオリストの演奏に比べるとちょっとあっさりしてるかなとは思ったけれども、元ビオラ弾きとしては幸せなひと時でした。

そしてメインのピアノ四重奏。
チケットを買った時点では、ピアノトリオだと思ってました。
会場に来てプログラムを見て、初めてP四重奏だと気付いた。恥かしながら聞いたこと無い曲。
けど、ブラームスらしい厚みのある曲で聞き応えありました。
ビックリしたのが、ソロで聞いた時にはそれぞれにちょっと線の細い演奏だなあと思ってた、弦が合奏になると音色や音質までピッタリ合って重厚さを十分楽しませてくれたこと。
フォークトが音色の合うメンバーを集めたのか、リハーサルを経て合わせるようにしたのか分からないけど、やっぱりプロって凄いなって思った次第。

室内楽の演奏会は今までほとんど聞く機会無かったけれども、チケットも手頃なのでもっと聞く機会を増やそうかなと思う。


Montag, 13. April 2009
Lars Vogt & Friends
Lars Vogt, Klavier
Antje Weithaas, Violine
Rachel Roberts, Viola
Christian Poltéra, Violoncello

Alban Berg: Klaviersonate op. 1
Anton Webern: Drei kleine Stücke für Violoncello und Klavier op. 11
Vier Stücke für Violine und Klavier op. 7
Johannes Brahms: Sonate für Viola und Klavier Es-Dur op. 120, 2
Klavierquartett Nr. 3 c-Moll op. 60
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by isaogermany | 2009-04-14 06:18 |  その他オケ/オペラ

睡蓮

日本で睡蓮栽培が流行っているみたいです。
陶器で出来た睡蓮蜂に葉っぱが浮かんでる姿が何とも言えぬ風情を醸し出してくれます。

睡蓮鉢はドイツでは手に入らないけど、ベランダでやってみたいなあ思って色々リサーチしてましたが、
遂に先週末のホームセンタの特売で睡蓮株の売り出しを発見!!早速買い出しに行って週末に設置しました。
器は残念ながら陶器じゃなくて、ペンキ職人が使うモルタル用の容器。小さく見えますが直径60センチくらいあります。日照時間がやや気になりますが、ちゃんと花咲かせてくれるかな。

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おまけ。
ハンブルクにも春の訪れが!気持が良いので日曜日に散歩した折にコンパクトカメラでパシャリ。
何の花でしょうか?

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by isaogermany | 2009-04-09 06:57 | ■■【日記 / 雑感】■■
先週日曜日。ドホナーニのコンサート。
病気で公演をキャンセルと言う話もちらほらと聞こえてきていたので、果たしてちゃんと姿を見せてくれるだろうかと心配していましたが、杞憂でした。
痩せたとは言え元気な指揮ぶりを見せてくれました。

今回はアラベラ・スタインバッハーを迎えて、ロシアの現代作曲家 グバイデュリナのバイオリン協奏曲に、
チャイコフスキーの5番です。

アラベラは、名前も顔もヨーロッパ系だったので気付かなかったのですが、日本人とドイツ人のハーフなんだそうです。まだ28歳ですので期待の超若手というところでしょうか。遠くからしか見えませんでしたが、えらくスタイルのいいソリストでした。舞台栄えしますね。
肝心の曲は凄まじかった。嫌悪感とかそういう問題ではなく、聞きはじめてすぐに生理的に吐き気を催した。こんな経験ははじめてです。

昔の映画で「マーズアタック」と言う、火星人が地球侵略に来る物語があったのですが、確かカントリーミュージックがラジオから流れてくるとと宇宙人の頭が破裂するんです。
そんなことを思い出しながら聞いてました。俺の頭も火星人並か・・・と。

あ、あと覚醒剤中毒者が、手や腕から芋虫が這い出してくるような幻覚をみるドラマって良くあると思うのですが、そのフツフツ感を肌に感じることができる音楽。 ひょっとしたら聴いてみたいという人も多いかもね。笑

という訳でバリバリの現代曲でアラベラが上手いかどうかの判断は次回以降に持ち越し。Vn自体の音は良かったです。

チャイコの5番。
僕がクラシックを聞き始めてはじめて買ったCDがチャイコの悲愴だったのですが、そのCDに5番の3,4楽章だけがカップリングされていました。(駅前で買った所謂パチモンCDだったからだと思います)
その5番が素晴らしく、高校生の頃は良く聞いていました。チャイコのP協奏曲と同じく、気分が高揚するんですよね。
そんな訳で、個人的にはかなり思い入れのある曲です。

ドホナーニの作る音楽はいつもどおりで、素人の勝手な批評ではありますが、ちょっと冷静に分析してみました。彼の音楽の特徴。

1. テンポは総じてゆっくり目。そして細かく揺れる。→ゆっくりなのに安定しない。
2. 最強音の頭とお尻を丸く収める。「ボンッ」と言うところが「ポワン♪」と聞こえる→インパクトに欠ける。
3. アインザッツが合わない→なんでだろ?

毎回こうなので、おそらくドホナーニの目指す音楽がこのようなものなのでしょう。
なんでだろって、いつも顔を傾げたくなります。


Christoph von Dohnányi Dirigent
Arabella Steinbacher Violine

SOFIA GUBAIDULINA
Offertorium. Konzert für Violine und Orchester
PETER TSCHAIKOWSKY
Sinfonie Nr. 5 e-Moll op. 64

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by isaogermany | 2009-04-08 07:24 |  北ドイツ放送響