ハンブルクより。


by isaogermany
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大枚叩いて行って来ました。ウィーンフィルのハンブルク公演。
ウィーンフィルを生で聞くのはこれが二回目。前回は1992年の来日公演、カルロス・クライバーが病気となり、じジュゼッペ・シノーポリが代振りをした時でした。
その時は、クライバーが振らないのならばわざわざ聞きに行こうという気になんかならないと言って、親戚が既に押さえてあったチケットをくれたのでした。太っ腹に感謝です。
プログラムは確かシューベルトの未完成と、ブルックナーの7番。ブルックナーですやすやと寝てしまったことを良く覚えています。苦笑

という訳で今回は18年ぶりのウィーンフィルとなったのです。マゼールを聞くのは初めて。
どちらも非常に楽しみで聞く前から興奮気味です。

プログラムはベートーベンの田園と、ブルックナーの3番。
メイン級の曲が二曲で、お徳感があります。笑

田園が始まって思ったのは、「うわっ弦楽器多いぞ!」
第一バイオリンから8,7,6,5,4プルトのフル編成です。のっけから弦楽器が鳴らしまくります。
音の粒が揃ってるからだと思うのですが、弦楽器だけでも恐ろしく大音量に聞こえます。
それでも、ウィーン・フィルのやや渋いような明るいような、それでいて切れのある音は、NDRともこの前聞いたドレスデンとも違います。管楽器は木管も金管も渋めの音でした。
マゼールは、1-2楽章をじっくり聞かせてくれて3楽章~5楽章を怒涛の如く弾ききって締めました。いや凄かった。この一曲だけでお腹一杯です。笑


で、後半、ブルックナーの3番。
この三番を聞いてはっきりしました。今回のマゼールのテーマは、

「細かいこと言わずに、ガンガン行こうぜ!!!!」

ちょっと ウィーンフィルのイメージと違いますね。笑
弦楽器は先ほどのフル編成。木管は通常通りでしたが、金管が多かった。

トランペット 3→4本
ホルン 4→5本
トロンボーン 3→4本

一本づつ多い金管が、トランペット、ホルンと横一列に並び、その後ろにトロンボーンが陣取ります。
それでもってマゼールが力の限り鳴らさせる。ものすごい音圧で迫ってくる音楽が、まるで目に見えるかのようでした。

音楽自体もかなり粗野に響いていて、こいつはショルティかと思いましたが、これも今回のマゼールの意図なんでしょうね。この爺さん遊んでるよ・・と思いました。笑 けど齢80にしてカクシャクとした指揮振りはたいしたものです。
この調子ならあと10年くらいは元気で棒振りしてくれるんじゃないかな。

そして更に驚いたのが、弦楽器がこの荒れ狂うような音に一切負けていなかったこと。
金管楽器がどんなに大音量でも、しっかりと弦の音色も響いてきました。うーん、すごい。これがウィーン・フィルの実力か!

いや、面白かったです。
これで聞きたかった欧州の主要オケをだいたい聞くことが出来ました。
これで急に帰国になっても思い残す事はないだろうな。笑

26.2.2009
Wiener Philharmoniker

Dirigent: Lorin Maazel

Ludwig van Beethoven: Sinfonie Nr. 6 Pastrale
Anton Bruckner: Sinfonie Nr. 3 d-moll

28.2.2008追記
けど良く考えたらブルックナーの3番って元々イケイケ系だったのですね。
あとでヨッフムのCD聞いて思い出しました。苦笑
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by isaogermany | 2010-02-28 01:24 |  その他オケ/オペラ
昨年の2月にアクアリウムを始めて1年経ちました。
全然ブログで紹介しなかったのは、この一年で全然代わり映えがしなかったから。笑
金を掛けない手間も掛けないでは、やはり得る物はそれなりなのかもしれません。

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水槽全体図。一年経って環境に慣れた水草のみが繁茂してます。
光量が必要な水草は残念ながら育ちませんでした。ここがやはりお金の掛けどころなんでしょうね。


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魚達は丈夫な種類ばかりとうこともありますが、皆元気です。
エサを週に1-2回程度に抑えているせいか、沢山いるわりには水もそんなに汚れませんね。
水換えは2-3週に一回。ホントは月1に減らしたいけど、あまりほっぽっておくと苔むしてしまうのでNGです。


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優雅だなあ~。笑


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これが最近導入した新兵器。アンテネンヴェルゼ。
日本ではミニブッシープレコという名前で売られていますね。苔取り部隊にエビ類が導入できないので(売ってないし、売っててもバカ高い)、プレコを一匹買いました。
食欲旺盛で、2-3日で水槽のコケを食べつくしてくれました。頼もしい奴です。
オトシンクルスも元気なはずですが、姿が見えない・・・まあどこからか出てくるでしょう。
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by isaogermany | 2010-02-23 06:11 | ■■【アクアリウム】■■
車のモーターの調子が悪かったので、同僚に相談したところ、排ガスが溜まってるのでアウトバーンを吹っ飛ばして来いとの指令が。
土曜日の午前中は天気良かったので、折角ならちょっと北にある避暑地のSt.Peter Ordingまでドライブしてきた。ハンブルク近郊では一番有名な砂浜のある村です。青い空の下の雪景色を夢想して行ったのですが、見事に裏切られました。

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吹雪いてしまって、前もまともに見れない。当たり前だが寒い・・。

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超有名な干潟。この雪の小道をずっと辿って行くと北海に出ます。
冗談抜きで死にかねないので、入り口で引き返しました。カメラよく動いたなと言うのが感想。
けど、物好きな人は居る者で、この景色を身に来た人達が他にもちらほらと。ちなみに手前に写ってるおじさんはこの雪道をズンズンと先まで歩いていきましたよ。

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帰り道。Nord Ostsee 運河。
北海とバルト海を結ぶ巨大運河です。1895年に開通しています。北海からの流氷がものすごい勢いで流れてました。
流氷ってもっと美しい物だと思ってましたが、どちらかと言うと自然の驚異の方を感じました。

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暖かい珈琲飲みたいなあと思いつつ家路を急ぎました。
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by isaogermany | 2010-02-22 06:39 | ■■【フォトグラフ】■■■
泣く子も黙る、飛ぶ鳥を落す勢いのLang Langを聞いて来ました。
さすがLang Lang。会場は満席。人で埋め尽くされたライスハレを見るのは久しぶりです。
見渡してみると普段のコンサートでは少数派の若い聴衆も沢山来ていました。普段はコンサートに足を運ばないであろう人達も引き寄せる人気はさすがと言わざるを得ません。実際、楽章の間で拍手してしまう人が多かったり、演奏の途中で携帯が鳴っちゃったりしてましたが、それもこれもLang Langの人気の高さゆえなのです。

で、ソロリサイタルとしてはチケットもかなり高額でしたので、一番安い席の辛うじてLang Lang様が拝見できる席で聞きました。安い席買ってあとで前の方に移ろうという計画は、敢無く頓挫です。

前半はベートーベンのピアノソナタ。
ランランと言うと、ピアノを打楽器のように打ち鳴らす人というイメージがありましたが、意外と繊細なベートーベンで、意外と普通にベートーベンしてました。少し変わったリズムの取り方してましたが、これはランランだからこそ許される弾きかた・・・でしょうか?

後半はアルベニスという人の「イベリア」という曲と プロコフィエフのソナタ7番。
イベリアはその名のとおりスペイン風の曲なのですが、聞いたみたところ「中華」風でした。笑
スペイン系の曲は中国人が弾くと、中華風になるのは普通の事らしいです。どこかに共通点があるのでしょうね。

締めのプロコフィエフは、ここでカタルシスを得るというか、ランランらしいパフォーマンスの光る名曲でした。
最後、ジャン!と両手を挙げて締めたランランを見て満足です。笑

今までピアノのソロ曲って全然聞かなかったのですが、名曲ぞろいなんですね。(当たり前か)
ちょっと面白そうな曲見繕ってCD集めてみようかな。

16.2.2010
Lang Lang

Ludwig van Beethoven
Sonate CDur op2/3
Sonate f moll op 57 Appassionata
Isaac Albeniz: Iberia
Sergej Prokofijew:
Sonate Nr.7 B dur op83
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by isaogermany | 2010-02-19 07:19 |  その他オケ/オペラ

なんでも鑑定団!

アメリカ人の知り合いに鑑定を頼まれました。
いつの時代で誰が何を書いた物か調べて欲しいと・・・。何でも50年前に画家の叔母が日本に旅行に行った際に買ったものだとか。


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うわ~ これはどこからどう見ても本物ですね。
調べてみたところ、歌川豊国(うたがわとよくに)、豊原国周(とよはらくにちか)など
江戸後期から明治初期の有名な浮世絵作家の作品が多いことがわかりました。

左上が 歌川国芳。 右上は 豊原国周
左下が 歌川豊国。 右下は作者不明。


ホトンドが歌舞伎の役者絵や、演目の一シーンですが、
右下はどうも「桜田門外の変」を書いたものらしい。真ん中の登場人物が、老中井伊直弼を直接殺害した水戸藩出身の浪士です。

叔母さんから譲ってもらった浮世絵の内容が解ってジョナサンも喜んでくれました。
鑑定料もらわなくちゃ。笑




インターネットで色々調べている時に、昨年ロンドンに行った時に歌川国芳展を見てきたのを思い出しました。
地下鉄のポスターの対比が中々ショッキングだったのでよく覚えてます。笑

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で自分もちょっと欲しくなってしまった・・。
ネットで調べると、それほど高い代物でもないようです。記念に一枚買って部屋に飾るのも悪くないかもしれません。
僕は派手なのが好きなのでこんなのが良いです。

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現代の何とかアゲハにも負けない派手な髪型ですね。笑
http://www.odagiri-tsushin.net/ukiyoe/u-029.html

ここで12万円で売ってました。うーん、やっぱり高いかな。
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by isaogermany | 2010-02-12 07:01 | ■■【日記 / 雑感】■■
久々にNDRのコンサートに行って来ました。
演目はドホナーニ指揮のブルックナー7番。同じ演目はドホナーニがNDRの常任に就任した次の年に聞いています。その時の印象は決して良い物ではなかったのですが、さて今回は・・・。

結論から言うと良くも悪くもドホナーニの一つの到達点と言えるのかな。いや、ここに来てドホナーニが目指す音楽がどういうものなのかがやっと解ったような気がしました。飽くまでも「気がしただけ」ですが。

彼の音楽は、かつてのNDRの顔であったヴァントのようなストイックで威厳に満ちた音楽では無く、シモーネ・ヤングが時折見せるようなフルトベングラーばりの情熱的な演奏でも無く、と言ってその辺の三下(失礼!)の無個性な演奏でもない。
一言で言うと、情緒的もしくは詩的な感情を表出させる音楽なのかなと。

今回のブルックナーも背筋が凍るような感動には包まれなかったけれども、特にピアニッシモ~ピアノに掛けての弱音のフレーズでは良く歌わせてるなあという印象を持ちました。その部分で盛り上がってしまうので、サビの部分との対比がはっきりしなかったというのが今回の印象です。

けど、今回はアンサンブルが壊滅的になることも無く、歌わせるドホナーニを十分堪能できました。
このキーワードで過去の演奏を振り返って見るとなるほどなと納得できる演奏も多いですね。ブラームスとか。

今期で最後のドホナーニ。最後に名演奏を沢山残してもらいたい物です。

7.2.2010
NDR Sinfonieorchestra
Dirigent: Christoph von Dohnanyi
Vn: Isabelle van Keulen

Alban Berg
Konzert für Violine und Orchestra "Dem Andenken eines Engels"

Anton Bruckner
Sinfonie Nr. 7 E-Dur
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by isaogermany | 2010-02-08 04:21 |  北ドイツ放送響
ドレスデン・スターツカペレ。
昨年本拠地のドレスデンまで聞きに行った時の印象が強かったので、ハンブルクに遠征に来ると聞いてチケット入手。指揮はファビオ・ルイージ・・・のはずが、病欠となってしまったようです。

彼には、病欠が多いというイメージがありますが、実際にはどうなんでしょうか。
オケとの関係が偉く悪いらしいので、無理してまで付き合おうと言う気は無いのかな。

で、代振りとなったわけですが、なんと ネーメ・ヤルヴィでした。
一度、生で聞いてみたいと思っていた指揮者なのでラッキー!!エストニア出身の指揮者ですが、北欧物と言えばベルグルントかヤルヴィかと仲間内に盛り上がっていたのが懐かしいです。

一曲目は、バイオリンにフランク・ペーター・ツィンマーマンを迎えてのブラームスのVn協奏曲。
彼の演奏は数年前に聞いたけれども、その時よりも断然良い。彼こんなに上手かったっけ?と思わせる演奏でした。
楽器の鳴りが凄まじかった。ひょっとしたら楽器だけじゃなくて体も共鳴させてるんじゃないかと思ってしまったくらい。ホール一杯に浪々と響くバイオリンを聴くのは久しぶりで大変気持ちよかったです。
3楽章では、ヤルヴィの足取りのしっかりとしたテンポと少し噛みあわなかったという印象もありましたが、ソロ・オケともにまさしくブラームスという演奏を聞かせてくれました。

メインはR・Strauss の「ツァラトゥストラはかく語りき」
いやあこちらも素晴らしかったです。昨年NDRでも同じ曲を聞きましたが、まったく別の曲に聞こえました。
メリハリのある構成にヤルヴィらしさが出てるのかな?
オーケストラも、弦、木管、金管全て言う事無し。あっという間に終ってしまいました。笑

客の入りはいまいちでしたが、会場はずっとブラボーの嵐。
アンコールも2曲もやってくれて、オケの音色の美しさをあらためて認識させてくれました。

来年からは、ティーレマンが常任になりますので益々目が離せなくなりますね。

ちなみにゼンパーオーパーより、ハンブルクのライスハレの方が音響に関してはいいかもしれません・・・

4.2.2010

Sächsische Staatscapelle Dresden
Dirigent: Neeme Järvi
Violin: Frank Peter Zimmermann

Brahms
Violinkonzert D-dur op77

Richart Strauss
Also sprach Zarathustra op 30
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by isaogermany | 2010-02-05 08:45 |  その他オケ/オペラ