最初の3日間だけ日記をつけたので、そのまま書いてみます。
7月29日
ハンブルクからのフライトはジャストAM6:00。時間に余裕を見て朝4時に出発することにする。
ポルトガルでの旅程を考えるのに、その日の1時まで掛かってしまったので、そのまま寝ないで朝を待つ事に。
比較的長い旅行なので、あまり細かい予定は立てたくなかったけれども、宿は事前に予約した方が安そうだったので、Booking.comで大方予約して出発。平均35EUR程度で予約できたので、これは正解だったと思う。
家から空港行きのバスが出るところまで30分歩き、4時半初の始発のバスで空港へ。
今回はTAPポルトガル航空を使う。唯一ハンブルクからリスボンへの直行便を飛ばしている飛行機会社なので重宝します。飛行時間は3時間30分。安い航空券だったけれども、飛行時間が長いからなのか、ちゃんとした機内食が振舞われました。味も悪くなく、幸先の良いスタートが切れたと思う。
お腹一杯になって、すやすや眠るまでも無くリスボンへ到着。時差が一時間あるので、現地時間はAM8:30でした。早速空港からシャトルバスに乗って街の中心へ。まだ朝だけれども、夏のチリチリとした日差しがまぶしい。これは午後には暑くなるな・・。
リスボンは実に絵になる街だなと思う。一国の首都のど真ん中に、旧式の路面電車が走っている。一両編成と言うのが心にくい。同じような写真ばかりになるだろうけど、思うままにこのチンチン電車をカメラで追いかける。楽しいなあ。あっと言う間に、2時間くらい経ってしまった。
乗ってみたいけれども、今日は別の予定があるので我慢。
一通り街の様子を見た後は、リスボンの北の方にある美術館に向かいます。グルベンキアン美術館と言う個人所蔵の美術品を展示している美術館で、ポルトガルとは何の縁も無い芸術家の作品が飾ってある。この美術館先のガイドブックでポルトガルと何の関係も無いのに、見るべき観光名所でベスト2となっていましたが、なるほど納得です。グルベンキアンという人は石油で一山当てた人と言う事で、そのコレクションの豪華さは息を飲む程でした。特に最後の一室に飾られていた、アールヌーボーを代表する装飾品職人であるルネ・ラリックの作品群は素晴らしかった。ガレと並ぶアールヌーボーの巨匠の作品をじっくり見ることができて幸せである。
以前、フランスのナンシーで見たエミール・ガレの作品を中心とする美術館では、写真撮影厳禁だったけれども、この美術館は寛大で写真撮ってもいいよとの事だったので、遠慮なく撮影させてもらった。
うーん、美しい。眼福眼福。
けどどこかで見たことあるなあ・・・と考えていたら思い出しました。確か昨年東京でルネ・ラリック展が開かれてましたね。電車の中吊り広告にこの鶏のティアラの写真があったはずです。
つづく
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by isaogermany
| 2010-08-19 06:10
| 10/Aug ポルトガル